クリニックを居抜きで開業するポイント

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≪クリニック開業にかかる費用はケタ違い≫

クリニックと病院の違いは、基本的には病床の数で決まります。
19床までならクリニック、それ以上は病院として分類されます。
総合病院などに勤務した医師が、自分のクリニックを持つことで独立を果たすケースも多いのですが、ここでネックになるのが費用の問題です。
飲食店を開業する際には厨房機器が必要なため初期投資が高額になりますが、
クリニックの場合は、レントゲン撮影や検査に必要な専門医療機器を備えなくてはならないため、
購入費用は桁違いの額になる可能性があります。
たとえば、内科医院を新規開業する場合、総額で5000万円ほどは必要になります。
いくら医師とはいえ、これだけの資金を用意するのは容易ではありません。
しかし、居抜き店舗を活用すれば、相場よりもかなりコストをおさえたクリニック開業が可能です。
居抜き物件なので、診療に必要な各種機器や器具、検査に必要なものも一通り揃っていることが多いのです。
さらに、もともと医療機関だった居抜き物件なので、内装工事などでの変更をせずに、ほぼそのまま使えるケースもあるでしょう。
医師が独立するとき、最も気がかりな部分を居抜き物件は救ってくれるのです。

≪居抜き物件で気を付けるべき注意ポイント≫

コストがおさえられるとは言え、深く考えずに居抜き物件に飛びつくのは危険です。
医療機器が故障していたり、古い時代の製品で現在の診療ではまともに機能しないといった事例もあるからです。
さらに、居抜き前のクリニックの評判が悪かった場合、
イメージが影響して患者さんが集まりにくいという居抜きならではの悩みもあります。
以前のスタッフも引き継ぐ場合は、前の医師のやり方に慣れていることもあり、
運営や人事のマネジメント面でやりにくさを感じるかもしれません。
しかし、居抜き物件は工夫次第で低コストな独立開業の成功を力強くサポートする、賢い選択肢であることは事実です。

参考サイト
https://www.mrso.jp/dock/hospandclinic.html